沖縄でバイクを売りたいと考えたときにはどの業者に依頼したら良いのでしょうか。沖縄には全国クラスの大手業者から、個人経営をしている買取業者まで一通りあります。本土と離れているにもかかわらず、多くの買取店が林立しているのが実情です。
どの業者に依頼したら良いかで悩んだときに知っておきたいポイントを紹介します。
沖縄でバイクの買取業者を選ぶ上でまず知っておきたいのが大手と個人経営の違いです。大手業者は全国で同じ水準のサービスを提供しているのが特徴で、沖縄であってもその点で違いはありません。
業者によってサービスの内容には違いがありますが、基本的には相場を理解していて、その相場よりは高く買ってくれることはあまりないでしょう。しかし、大幅に買い叩かれてしまうリスクも低く、あくまで安定した価格での取引ができる相手だと考えるのが無難です。
ただし、大手同士での競争も激しくなってきているため、ほぼ相場通りの取引になるのが通例です。相場で売れれば十分という人には適している依頼先でしょう。一方、沖縄には個人経営の買取店が多数あります。この場合にはかなり事情が異なり、相場からは大きく離れた価格での取引になることも多いのが実情です。
個人経営レベルの買取店の場合には買い取ったバイクを沖縄県内で売らなければならないという問題があります。大手の場合には売れなければまとめて県外へ運んでいくという戦略を取れますが、陸続きではないので個人経営レベルの買取店にとって沖縄県外にバイクを運び出して売るのは難しいのです。
そのため、個人経営の買取店は沖縄県内の市場の動向を丹念に確認していたり、つながりの強い顧客を抱えていたりします。そして、需要が十分にあって県内で売れると判断できれば積極的に買取をする一方、売れないリスクが高い場合には買い叩いて相場よりも低い価格で手に入れるのが通例です。
売れないバイクを持っていても業者としては損になるだけなので、大手に転売して利益を得ていることも多いのが実情です。このような違いを理解すると県内で売れるバイクは個人経営店に、売れないバイクは大手業者に買い取ってもらうのが良いとわかるでしょう。
個人経営店に売るべきか、大手業者に任せるべきかの考え方はあくまで一般的な話です。中には、相場よりも必死に高く買い取ろうとしてくれる個人経営店もあれば、大手であるにもかかわらず相場よりも安く買い叩こうとする店舗もないわけではありません。
たまたまそういう考え方の担当者に当たってしまって損をする可能性もあるので、買取を依頼するときには必ず相場を確認しておきましょう。相場を知る方法には大まかには二通りの方法があります。一つ目は相場表を参照する方法です。
大手業者を中心としてこのバイクをいくらで買い取ったかといった内容の実績がホームページに掲載されています。中には、このバイクはこの価格で買い取るといった形で相場を明示している業者もあるので、そこに自分が売りたいバイクが載っていないかを確認してみましょう。
二つ目は簡易査定を利用する方法です。オンラインで利用できる査定システムを使うのが簡単でしょう。バイクのメーカーや車種、年式などを入力するだけで業者から買取相場を教えてもらえます。相場表に載っていないバイクでも買取価格の相場がわかるのが魅力です。
このような方法でまずは相場を確認してから買取業者と具体的な取引の話をしましょう。
買取業者の選び方としてバイクの状態に注目する方法もあります。壊れているバイクは廃車寸前のものでも故障車でも買い取る業者に依頼するのが賢明です。そのような業者ではバイクからパーツを取って売るなどの換金手段を持っているので、ただ中古バイクとして売ることしか考えていない業者に比べると高く買い取ってもらえるでしょう。
かなり古くて傷んでいるところも多いバイクの場合には十分な整備をしないと販売することはできません。このようなときには自社工場を持っていて買取から修理、販売までを一つの業者で行っているところに相談した方が高く売れる可能性があります。
沖縄では個人経営で自分で修理して売るといったケースも多く、壊れかけのバイクの場合には大手よりも個人店の方が高額買取になることもあるので注意しましょう。他の業者に修理を任せたり、本土にバイクを一度運んだりしていると費用がかさんでしまうため、買取価格を下げざるを得ないのです。
このようにバイクの状態によってどんな業者に売ったら良いかも異なるということは覚えておきましょう。
高く売りたいなら競わせるという考え方も重要です。沖縄にはバイクの買取店は多いので、買取価格で競争させてみるといつの間にか価格が跳ね上がる可能性もあります。少し労力をかけて高くなるかどうかを試してみましょう。
あちらの業者ではこのくらいの査定価格が出ているのですが、御社ではどのくらいで買い取ってくれますかと交渉して回ってみれば良いのです。バイクの市場価値が高く、売れそうだと思えるもののときほどこのような交渉は成立しやすくなります。
査定価格が上がったら、またその情報を持って別の買取店に行って交渉すればさらに高い価格がつく可能性があるでしょう。ただし、一般的には相場よりもそれほど高くなることはありません。業者数が多くてキリがないので相場に到達したら十分と考えるのが賢明です。
沖縄で買取業者の価格が本当に魅力的かどうかを判断する上でオークションの活用も重要になります。
同じモデルのバイクが取引されていたかどうかをまず確認し、いくらで落札されていたかを調べると買取店の査定価格と比較してどちらが魅力的かがわかります。参考>>バイクランド ... バイク査定
一般的には業者が間に入る買取の方が価格は低くなりますが、オークションの方が安い場合もあるので注意しましょう。沖縄県の地元の業者はオークションをチェックしていることも多く、それと同じ価格程度までなら買取価格を引き上げようと考える場合もあるのです。
業者としてはマージンが少なくても買ってすぐに売れれば利益になります。そのような考え方で薄利多売をしている業者もあるので、オークションの相場を把握しておくことも重要なのです。